労働安全衛生法 更新日:2023年6月12日

【2025年1月】死傷病労働者報告等の電子申請が原則義務化されます

第154回労働政策審議会安全衛生分科会が開催され、じん肺法施行規則等の一部を改正する省令案要綱の諮問、答申が行われました。
報告者(事業者)の負担軽減等のため、「労働安全衛生法関係の届出・申請等帳票印刷に係る入力支援サービス」のシステム改修が行われ、さらにe-Govと連携することで、スマートフォン等からでも電子申請することを可能とします。
ただし、電子申請によることが困難な場合は、紙媒体での報告ができるとして経過措置が設けられています。
身近な安全衛生法においては、電子申請が原則義務化となる報告等は次のとおりです。
  • ・総括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者及び産業医選任報告
  • ・定期健康診断結果報告書
  • ・心理的な負担の程度を把握するための検査結果等報告書
  • ・労働者死傷病報告
パソコン、スマートフォン等を所持していない事業者については、労働基準監督署に設置するタブレット端末により、電子申請ができる体制を整備する予定です。
あわせて、労働者死傷病報告の報告内容(記載欄)について次の改正も行われます。
2025年1月1日から施行される予定です。
詳細は次のURLよりご確認いただけます。
「じん肺法施行規則等の一部を改正する省令案要綱」の答申結果(厚生労働省)
第154回労働政策審議会安全衛生分科会(資料)(厚生労働省)