その他公開日:2026年4月20日

2027年卒の新卒採用動向 ~初任給の引き上げ加速、AI時代に企業が求める力とは~

マイナビキャリアリサーチLabが2026年2月に公表した「2027年卒 企業新卒採用予定調査」(有効回答1,579社)から、採用市場の最新動向が明らかになりました。

人事・採用担当者の皆さまにぜひご確認いただきたいポイントをまとめます。

採用予定数は「増やす」から「前年並み」へシフト

2027年卒の採用予定数は、「増やす」と回答した企業が2年連続で減少し、「前年並み」が増加しています。

採用予定数決定の主な要因は「従業員の年齢構成」(52.2%)と「前年の採用実績」(48.5%)で、いずれも2年連続の増加です。
前年(2026年卒)の採用充足率が過去最低を更新したことを受け、無理に採用数を増やすよりも現状維持を選ぶ企業が増えていると考えられます。

初任給の引き上げが加速、上場企業では特に顕著

初任給を引き上げる予定の企業は55.4%と、前年(54.1%)からさらに増加しました。
大卒初任給の平均額は234,223円で、前年より8,437円アップしています。
引き上げの理由として「他企業が引き上げているため」「定着率を高め離職を防ぐため」
という回答が増加しており、待遇面での競争が激化していることがわかります。
ただし、学生が希望する平均初任給額(28.8万円)には届いておらず、引き続き水準の引き上げが課題となっています。

AIが浸透しても新卒採用数は「変わらない」が9割超

AIの浸透が採用数に与える影響については、「変わらない」と答えた企業が90.3%に上りました。
AI時代に新入社員に求めるスキルの第1位は「コミュニケーション力(AIを補完し、人との協働を円滑にする力)」(50.0%)です。
データ入力や定型資料作成はAIで代替可能とされる一方、顧客対応などの対人業務はAIでは代替しにくいとされており、人間ならではの力が一層重視されています。

就活セクハラ対策も急務

就活中の学生へのセクハラ防止が企業に義務付けられることを受け、「対策しているものはない」という企業は33.4%と前年(39.8%)から減少しました。
詳細は次のURLよりご確認頂けます。
マイナビ「2027年卒 企業新卒採用予定調査(2026/2/25)