その他公開日:2025年12月12日

パーソル総合研究所より「賃上げと就業意識に関する定量調査」が公開されました

株式会社パーソル総合研究所において、企業が報酬設計を検討する際の示唆を得るべく、賃金と就業意識の関係性、および、就労者の報酬に関する意識を定量的に把握するための「賃上げと就業意識に関する定量調査」が行われ、結果が公表されましたのでご紹介いたします。
調査結果のポイントは次のとおりです。
(1)賃上げの実態

  • ・年収が増えた人は約半数、若年層でも4割が横ばい
  • ・年収が増えた理由は「賞与・ボーナスの増額」や「ベースアップ」が上位で組織要因の影響が大きい
  • ・処遇改定後で給与が増えたのは若年層が中心
(2)賃上げとモチベーション

  • ・「ベースアップ」があっても半数はモチベーションが高まらず
  • ・49歳以下では、3年後の給与が「変わらない」と感じる層の継続就業意向は27.0%、「下がる」と感じる層(31.5%)と同水準
  • ・40代以上の約半数が「将来の昇給に希望を持てない」
  • ・給与差の縮小や昇給期待の喪失で部下に対する育成意欲が低下
(3)離職やワーク・エンゲイジメントへの影響

  • ・「給与が上がらない」場合、20代の4割が転職を検討
  • ・「時間とのバランス」「納得性とのバランス」が継続就業を支える
そして最後に、調査結果からの提言として次の内容が掲げられています。

  • ・横並び水準よりも給与の未来展望を ー インフレ時代の離職防止には“賃上げの伝え方・見せ方”が鍵である
  • ・“いま”より“伸びしろ”を示す
  • ・「納得性とのバランス」を重視する
  • ・「時間とのバランス」を確保する
詳細は次のURLよりご確認頂けます。
賃上げと就業意識に関する定量調査(パーソル総合研究所)