育児介護休業公開日:2025年6月12日

マイナビ調査で男性の育児休業取得期間は3か月未満が71.1%となりました

株式会社マイナビが運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」は、800名の子育て中の正社員を対象に行った「育児離職と育休の男女差実態調査(2025)」の結果を発表しました。
なかの経営労務事務所では企業から委託を受けて社会保険手続きの代行をしていますが、法改正や働く側の意識の変化等より、我々の実感として企業規模を問わず、男性が育休を取得することは当たり前になってきたように思います。
そこで本調査の結果で注目をしたいのは育休取得期間です。
調査結果による男女別の育休取得期間は以下のようになっています。
■男性

2週間未満 25.7%
2週間~1か月未満 18.7%
1か月~3か月未満 26.7%
3か月~6か月未満 8.0%
6か月~9か月未満 7.7%
9か月~12か月未満 3.0%
12か月~15か月未満 1.3%
15か月~18か月未満 1.0%
18か月以上 0.7% 

 

■女性

2週間未満 1.7%
2週間~1か月未満 0.3%
1か月~3か月未満 4.3%
3か月~6か月未満 4.3%
6か月~9か月未満 11.3%
9か月~12か月未満 13.7%
12か月~15か月未満 18.0%
15か月~18か月未満 6.7%
18か月以上 36.0%
上記のとおり男性は2週間未満、2週間~1か月未満、1か月~3か月未満を合計すると71.1%ですが、女性は1年以上が約60%であり、男女間で育児休業の取得期間には大きな差異があることが分かります。
それでも以前の男性育休は、全く取得しないことが前提であり、取得したとしても2週間未満が多かったことを考慮すれば、育休を取得しかつ数カ月程度しっかりと育休を取得するケースが増えてきています。
1か月~3か月が26.7%を占めることを考えると、今後さらに男性育休期間が伸長することが予想されます。
企業の大中小を問わず男性であっても育休を取得することが前提の人事労務管理を心がけるべきです。
マイナビ転職「育児離職と育休の男女差実態調査(2025)」を発表(マイナビ)